阿波すだち鶏とは

 徳島県の吉野川流域の清らからな大自然の中で育くまれた「特別飼育鶏」。生まれてから出荷されるまで全期間に渡って、抗生物質・抗菌剤を使用せず、独自の工夫を凝らした飼料を与え、ストレスの少ない環境で飼育する事を通じて自然の力で鶏の健康を維持します。また、飼料に徳島県の名産「すだち」の果皮を配合し、解放鶏舎で平飼いするので健康で元気な鶏へと育ちます。健康に育った「阿波すだち鶏」は、旨みが強く、肉質の良い、臭みの少ない鶏肉となります。
抗菌剤/抗生物質を使用せず育てる為の資料  腸内バランスを整える納豆菌、酪酸菌等の善玉菌を増やすフラクトオリゴ糖、さらに、抗酸化作用をもつキトサン、ミネラル、アミノ酸を含む海草粉末も含まれます。この効果により、抗生物質・抗菌剤に頼ることなく健康な体を保ちます。調子を崩してしまった場合は、体内バランスを整えることで病気を克服します。健康な「阿波すだち鶏」は、よく食べ、よく運動するため、脂質・カロリーが低く、アミノ酸が多くなるため、旨みが強い鶏肉になります。
  キトサン カニやエビの殻などに含まれる動物性植物繊維のキチンから取り出した成分。鶏の体にある不要物質を排除し、免疫力を高める事で健康な鶏が育ちます。 フラクトオリゴ糖 腸内有用菌の栄養源となり、腸内環境を整える作用があるため、鶏の健康を保ちます。  
  納豆菌 ナットウキナーゼは血管を丈夫にし、血栓溶解作用により血栓を溶かしてくれると言われています。また、同時に腸内バランスも整えるため、ダブル効果で血液の汚れを防ぎます。きれいな血液が末梢血管までめぐり、細胞の隅々にまで酸素や栄養素を運ぶことで、新陳代謝が高まり、ぷりぷりとした透明感のある鶏肉が生まれます。  
海草粉末 こんぶ、かじめ、あらめなどの褐藻類を配合しています。たくさんのミネラル、アミノ酸を含み、老化防止、動脈硬化の予防といった働きをします。中でもアルギン酸は、鶏の体内にある重金属を排出する作用があります。不要なものを体外に排出し、よいものを取り入れることで、鶏の体内を浄化し、酸化を防ぐ事で健康を保ちます。
  植物性タンパク主体の飼料  鶏肉が苦手な理由のひとつにあげられる臭み(魚のような生臭い)の正体は、トリメチルアミンという成分です。一般の飼料には、タンパク源として魚粉が配合されていて、これが臭いのもとになっています。「阿波すだち鶏」は植物性タンパクの割合を増やし魚粉を減らすことで臭みを抑えています。 
 
すだち果皮  ビタミンやクエン酸を豊富に含んでいるため、消化器系を刺激し、鶏の健康に有効に作用すると言われています。また、疲労回復や細胞の老化を防ぎ、体調を整える効果もあると言われ、すだちを食べさせる事で鶏の健康を健やかに保つ事ができます。また、鶏肉の臭みも少なくなる効果もあるようです。
 栄養バランスのとれた鶏肉  一般のブロイラーと比べて脂質・カロリーが低いのにアミノ酸が多い阿波すだち鶏は、旨みがたっぷりなのに脂質をカットできる優れもの食材です。また、健康に育った「阿波すだち鶏」はよく食べ、よく運動し、一般のブロイラーに比べて、旨みのもとであるアミノ酸を約1.4倍も蓄えます。
  阿波すだち鶏の肉の成分「低脂質・低カロリー」

  ブロイラー 阿波すだち鶏
内容成分 (100g中) 水分 たんぱく質 脂質 灰分 カロリー 69.00g 16.20g 14.00g 0.80g 200kcal 70.90g 17.00g 11.10g 1.00g 176kcal

※一般ブロイラーの数値は五訂日本食品標準成分表に基づき、若鶏もも肉皮つきの成分を参照しています。 ※成分分析については、個体差、経時変化により数値が振れる場合があります。 阿波すだち鶏の旨み成分

  ブロイラー 阿波すだち鶏
アミノ酸 グルタミン酸 アスパラギン酸 ロイシン アルギニン  37mg 13mg 7mg 13mg 46mg 16mg 13mg 23mg

※成分分析については、個体差、経時変化により数値が振れる場合があります。

(社)日本食鳥協会の定める「特別飼育鶏」  ”安心・安全・健康”の志向から、抗生物質・抗菌製剤を無投与で飼育した鶏肉を求める消費者の声に応えるため(社)日本食鳥協会において「全飼育期間にわたり抗生物質・抗菌製剤を投与しないで飼育したもの」と定義づけられ、この要件を満たした鶏が「特別飼育鶏」と表示する事が認められています。「阿波すだち鶏」は「特別飼育鶏」です。

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